症例写真集

Case

症例写真ガイド

[14] 叢生・過蓋咬合

ガタガタ・噛み合わせが深い(上下顎前歯叢生・過蓋咬合・抜歯)

治療前

治療前

治療中

治療中

治療後

治療後

治療の詳細

主訴ガタガタが気になる
年齢・性別19歳男性
症例問題点下顎右側第一大臼歯が抜歯予定、過蓋咬合、下顎左側中切歯が歯肉退縮している。
診断前歯部の叢生を伴うアングルⅠ級、骨格性Ⅰ級、過蓋咬合症例
治療に用いた主な装置マルチブラケット装置(唇側からの矯正治療、セラミックブラケット)
インプラントアンカースクリュー
抜歯/非抜歯
部位
抜歯
右上4番・左上4番・右下6番・左下5番
治療期間・治療回数4年・48回
総額1,016,400円(税込)
内訳相談料 2,200 円(税込)
検査・診断料 52,800 円(税込)
矯正装置料 770,000 円(税込)
保定装置料 33,000 円(税込)
調整料 3,300 円(税込)×48回
治療の主な
リスク・副作用
下顎右側第2大臼歯を近心移動させたことによる歯根への負担、歯根露出

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用として

① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、 一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。 ② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。 ③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。 また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。 ⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。 ⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。 ⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。 ⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。 ⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。 ⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。 ⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。 ⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。 ⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。 ⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。 ⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。 ⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。 また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。 ⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

症例解説

上下のガタガタと出っ歯傾向が主訴で来院されました。ガタガタの解消のために抜歯での治療としました、上あごは左右第一小臼歯を抜歯しました。下顎は右下の第一大臼歯が割れており、予後に不安があったため右下の大臼歯を抜歯しました。成人の男性で、噛む力が強いため、歯が動きにくく治療の期間は4年と長くかかりました。治療の結果、緊密な咬合が獲得できました。

左下の前歯は、初診の段階で歯肉退縮していたため、治療後も歯肉退縮を認めます。今後、患者さんが希望されれば、歯肉移植も可能であるとお伝えしています。

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